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執筆者の写真Kenny Kaneko

The Halauへの想い

2008年にパドリングを始めて以来、大浜に続くこの細い道を何度歩いてきたかわかりません。漕ぎに行くとこはいつもこの道から始まり、そして終わります。この道を歩いて海に出てきたこの16年間が私にとって多くの貴重な経験と学びを与えてくれました。


そんな思い出の場所にある地元の漁師さんの家が、この春取り壊されると知り、一部では民泊や駐車場が建設されるという噂もありました。この場所は、ビーチへ出る前の「最後の一歩」とも言える特別な場所です。海から漕いで大浜に戻るときに見える建物。その場所が別荘や民泊、駐車場といった海やコミュニティーに全く関係ない目的の開発に使われてしまうことを、何とか避けられないかと考えました。


そこで、この場所にパドラーが集える空間を作ることを決意しました。ボードやカヌーをたくさん保管でき、自由に集まり、リラックスしたり交流したりできる「海辺の公民館」のような場所。ハワイではこのような場所を HALAU と呼びますが、葉山のようなパドリングタウンにこそ、こうした拠点が必要だと考えました。


また、ただの艇庫を作るのではなく、伝統的な工法を用い、木材を活かした温かみのある建物にしたい。人工的な建材やありきたりなデザインではなく、環境にも配慮したものを目指しました。この構想を藤本工務店の藤本嶺さんに相談したところ、協力を快諾していただき、世界に一つしかない「The Halau」を共に作り上げることができました。


現在、「The Halau」の第一期メンバーを募集しています。この場所が葉山でパドリングをする皆さまにとっての新しい拠点となり、葉山の豊かなパドリング文化を未来へと繋げる役割を果たすことを願っています。



何年も続く場所になりますように

ぜひ、一緒にこのコミュニティを築いていきましょう。


Kenny



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